つらつらつれづれ綴

熱、冷、熟、腐。涙。甘。

脳みそ使え

グラントリノを観ました。

頑固な爺さんは、私の祖父と重なるところが多々あって、観てる途中で胸が苦しくなりました。

いま思うと 祖父は孫との関わり方がよくわからなくて、 孫の私たちも祖父とどう接していいかわかってなくて、お互いに不器用だったのかな と思います。

!!!ネタバレなのかもしれないです!!!

主人公に、いわゆる老人ホームへ入ってはどうかと

息子夫婦が言ってきます。

わたしはそのシーンを見て、わたしの祖父が老人ホームに入ったとき どんな気持ちだったのか、今となってはもう聞けないことだけど、考えました。

自由がきかなくなった自分の体を歯がゆく感じて、

娘家族にも少し面倒くさがられて、

なんでもっと優しくできなかったんだろうって

お盆だからかな すごく思います。

祖父は半身マヒで言葉もわかりにくかった。

祖父自身が歯がゆい気持ちなのもわかってたはず、わかるはずなのに、自分の感情だけで祖父に接していた。

もっとたくさん祖父に聞いておけばよかったってことが、もう祖父と話せなくなってから浮かぶ。

もっと笑って話しすればよかったって。

大事なものは失ってから気づくって、本当にふざけるなよって感じだけど、いままさにそんな感じ

激昂していた気持ちが沈むんだろうね。相手がもうなにも語らないから。

自分の親にはちゃんとさいごまで接してあげたい。

関わってたいな。