付かず離れず
「付かず離れず」これって人間関係の理想形な気がしている。
どんなに仲良くて大好きな友達でも、四六時中一緒にいるのは大変だ。
一緒にいる時間が長くなればなるほど、お互いに相手の粗ばっかり見るようになってくるもんじゃない?
同じ寮の子とはある程度距離を置きた方が、精神的にも楽だし、その方が仲良くできる。
距離が近いからね。
お昼を食べる友達は学部が違うし、お昼の時間しか会わないし、それが楽しい。
これがずっと一緒にいるのだと思うと、どんなにいい子でもお互いに疲れると思う。
決まった時間に限られた時間だけ一緒にいるから、その時間がとても楽しく嬉しく感じるんだと思う。
でもわたしってちょっと寂しい人なのかも、と思わなくもない。
「付かず離れず」を超越するような人物に出会う日は多分そう遠くない。
まだ一回も熱に焦がれたような恋愛をしたことないんだけど、もうすぐ20歳のわたしがそんな経験ないのも仕方ない気がする。
周りが見えなくなって人間臭く恋愛するのが恋愛らしくて人間っぽい。
今の人はもっと恋に盲目になるべきのような気もしている。いろんなことが気にかかって、恋愛どころではない。そんな感じ。
花に嵐のたとえもあるさ。さよならだけが人生だ。 井伏鱒二。